宇宙電波懇談会シンポジウム2013 First circular
開催趣旨
SKAはオーストラリアおよび南アフリカに建設するセンチ波・メートル波の大型電波干渉計であり、 国際協力によって建設準備が進められています。既存装置の50倍上回る感度により、宇宙の暗黒時代 の解明や、銀河進化、宇宙磁場進化、重力理論検証、宇宙生命などに関し、天文学上重要な発見が 期待されています。そのため日本においても注目され、2008年より日本国内にSKAコンソーシアム が結成され、有志による準備研究・基礎開発が進められています。宇宙電波懇談会では2005年度の シンポジウム以来SKAについて議論が始まり、昨年2012年度のシンポジウムでは今年2013年度に 改めてSKAに焦点を当てたシンポジウムを開催して議論することとなりました。
本シンポジウムではSKAの最新状況と目指す科学的な成果、そして日本国内での活動の紹介とそれら の議論を通して、国内の電波天文学コミュニティーがSKAのもたらすであろう成果とその科学的な 重要性についての理解を深め、日本の電波天文学の大型将来計画としてSKAをどのように位置づける かについて議論したいと思います。
日時:2013年12月18日(水)10時-19日(木)17時 (開始・終了時刻は予定)
場所:国立天文台三鷹 大セミナー室
テーマ:SKA計画
・SKAの国際的進捗状況の把握
・SKAに向けた国内における科学研究、開発の状況
・日本の電波コミュニティーにとってのSKAの科学的魅力
・日本の電波天文学の大型将来計画としてのSKAの位置づけ
参加申込は次のサーキュラー(10月頃)で案内します。なお、限られていますが旅費補助を行う予定です。
世話人
中西裕之、奥村幸子、 半田利弘、高橋慶太郎、 杉山直、竹内努、 市來淨與、今井裕、萩原喜昭